【旅行節約術】1泊2日の旅行は6000円くらいでできる!平均予算の1/9で旅行する方法

旅行のハウツー

旅行にはお金がかかる印象をお持ちではないだろうか。私もそのようなイメージを持っていたが、日本全国を旅行する中でいかに安く長く旅行するかを試行錯誤した結果、平均の1/8程度の予算で旅行をできるようになった。今回はそのような方法を年100日旅行する東大生が紹介する。全てを真似る必要はないと思うが、一つでも取り入れるとお財布に優しい旅行ができるはずだ。

国内旅行の平均予算

この記事を書くにあたり、国内旅行において平均的にいくら使われているのかを調べてみた。観光庁が出す「旅行・観光消費動向調査2024年年間値(確報)」を参照すると、一泊の旅行をする人が一人当たり使用する金額は平均51,501円であった。そのうち大きい順に宿泊費が平均15,159円、交通費が12,480円、飲食費が6,506円、買い物代6,077円などと続く

観光庁ホームページ「旅行・観光消費動向調査」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shohidoko.html

宿泊費について

一泊二日の旅行で大きなウェイトを占めるのが宿泊費だ。宿泊費の平均が15,159円のところ、私は1440円となることが多い。これはネットカフェの快活CLUBに滞在するためだ。8時間パックが1800円で、学割が2割引なので1440円だ。ポイントがどんどん付与されるので実際はもっと安いが、計算が煩雑になるので一旦1440円とする。ちなみに、カラオケルームの深夜パック(800円くらい)や、公園で寝る(0円)など、本気を出せばさらなる節約ができるが、安全性と道徳的観点から、私は実践していない。

快活CLUBにおいて夜間に滞在する方法・注意点については以下の記事で詳しく説明しています。

交通費について

次に大きな割合を占めるのが交通費だ。平均が12,480円とのことであるが、距離にもよるが1日あたり1000円〜1500円くらいのことが多い。一泊二日であればそこまで移動距離が大きくないことを考えると、往復2500円くらいが妥当であろう。しかし私が1000円で移動する距離をその数倍かけて移動する人もいる。たとえば新宿から湯河原へ行く場合、小田急の普通列車経由だと片道1240円で移動できるが、ロマンスカーに乗れば2240円、JR在来線で1980円、新幹線利用で3740円と、3倍近い開きが生じることとなる。往復で考えれば2480円〜7480円まで差が生まれるのだ。

なお、2泊以上宿泊する程度の距離の旅行であれば、夜行バスの利用も検討したい。東京〜仙台が2500円、東京〜大阪が1800円などと、新幹線に比べると破格である。ちなみに夜行バスの利用だと宿泊代がかからないということも注目ポイントだ

飲食費について

その次が飲食費の6,506円である。1泊2日であれば1日目の昼夜+2日目の朝昼の計4食くらいを食べることになるだろう。単純に割れば1食1500円使っていることになるが、私は現地のスーパーの惣菜を購入したりするので一食300円〜500円くらいだ。4倍すれば1200円〜2000円くらい。少しお金に余裕がある場合や名物料理を食べたい場合はこのパートに課金することもある。

買い物代について

私は毎日のように旅行をしているので、お土産を買っているとキリがない。そのためお土産代はほぼ毎回0円である。あとは水を2本買って100円とかだ。また施設への入場料などを200円くらい計上しておこう。

節約術を活用した結果の予算

宿泊(滞在)代が1440円、運賃が2500円、食費が1700円くらい、買い物代が300円くらいだとして、総計が6040円だ。51501円の11%、1/9の値段で旅行をしているのだ。これは同じ値段で9倍長く旅行できるということでもある。先ほどの旅行観光消費動向調査によると、平均旅行回数(年)は2. 36回で、そこに平均泊数(回)の2. 23に1を足した数をかけると、一人当たり年あたり旅行日数が7. 62日と算出される。これを9倍すると68. 6日となる。年間100日旅行は意外と現実的なのだ

旅行が安いことと地域活性化について

安い旅行は一見、旅行サービス提供会社や観光地域にとっては単価が下がりあまりよくないようにも思える。もちろん単純に単価が下がるだけであれば地域経済や旅行業界にとって打撃となりうるが、単価が下がることによって旅行者の旅行頻度が上がるのであれば、より良い効果が生まれるのではないかと考えている

年に2.3回ほどの旅行であれば、旅行者がいく地域が有名観光地に偏ることは想像に難くない。しかしその9倍の21回旅行するとなれば、流石にレパートリーが減ってくる。旅行の回数が増えればややマイナーな観光地にも消費者が訪れるようになり、そういった地域の経済活性化につながる。そしてそれだけではない。旅行の回数が増えれば観光客が接する地域の数が増えるのである。そして接する地域の数が増えるということは「好きな地域」と出会う可能性が高まるということである。地域活性化においては「移住」や近年では「2拠点生活」などが重視されている。旅行者以上・住民未満の人々である「関係人口」を増やそうという取り組みを行っている自治体も多い。そのような中で、旅行者にとって関係人口になりたいと思えるまちが見つかる可能性が増えるのは望ましいことではないだろうか。

格安旅行と旅行会社

毎度現在の旅行会社についていろいろ言っているが、旅行会社の立場からしたら旅行者の単価が上がれば上がるほど嬉しいのはいうまでもないだろう。また提携しているホテルや交通機関との兼ね合いも考えられる。そして「安い」と思って予約ページをみたが、蓋を開けると土日の料金が2倍以上かかるものも多い。あまり極端な格安旅行を積極的に売り出すという感じはなさそうだ。

しかしながら、旅行会社にはさまざまな「うまみ」もある。たとえばJクレジットを活用したカーボンオフセットにより一定額の割引を行っていたり、JRから安い値段で切符を仕入れたりしている。このような「うまみ」をさらに旅行者や地域に還元していきたいと考える、今日この頃である。最後までご覧いただきありがとうございました。

私たちは現在、格安旅行や僻地旅行、日本縦断旅行などの相談をボランティアで受け付けております。ぜひお問い合わせよりご連絡ください。

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