快活CLUBは宿泊に使える?50回宿泊した東大生が解説

旅行のハウツー

旅行で大きくお金がかかるものの一つとして「宿泊代」が挙げられるだろう。場合によっては旅行費用のかなりの部分を宿泊代が占めているかもしれない。裏返すと、宿泊代さえ節約できれば旅行代金は相当安くなるということである。この記事ではその手段としてネットカフェ「快活CLUB」で滞在する方法を、これまで50回以上宿泊している東大生が紹介する。

快活CLUBが宿泊に使える理由

快活CLUBは、主に以下の理由から宿泊場所として利用できると考えられる。

  • 長時間パックがある
  • フラットシートで横になれる
  • ブランケット、肘置きなどがある
  • シャワーやランドリーがある店舗も
  • 飲食物の持ち込みOK

快活CLUBには、長時間利用に対応したパック料金があり、フラットシート等で横になって休憩できる。ほとんどの店舗で夜間8時間パックや夜間12時間パックなど、宿泊を前提としていると思われるプランが存在し、実際に多くの人が夜を明かす場所として使用しているものと思われる。また、店舗によってはシャワーやランドリーも完備されており、宿泊に必要な設備が整っている。タオル使い放題の店舗もある。飲食物の持ち込みも可能なため、自分の好きなものを飲食しながらリラックスできる。

ただし、ここではわかりやすく「宿泊」という言葉を使っているが、本来宿泊料や室料を得て他人を宿泊させるためには旅館業の営業許可が必要である。一方、快活CLUBをはじめとするネットカフェはそのような許可を得ていない。ネットカフェで宿泊する客は、あくまで「席で居眠りをしている」という扱いになるため、宿泊という言葉は厳密には正しくないことをご留意いただきたい。

快活CLUBでの宿泊のメリット

快活CLUBで宿泊するメリットを以下に挙げてみる。

  • 料金が安い
  • 24時間営業
  • 全国に店舗がある
  • フリードリンク、ソフトクリーム付き
  • 漫画やインターネットが楽しめる
  • 全てのブースにコンセントがある

快活CLUBは、ホテルや旅館と比べて非常に料金が安い。夜間8時間パックで1800円くらいの店舗が多く、店によっては12時間1800円の場所もある。24時間営業のため、いつでも利用できるし、途中で外出したり、夜遅くに入店したりすることもできる。全国に店舗があるため、旅行や出張など、さまざまなシーンで利用できるのも良いところだ。また、フリードリンクやソフトクリーム、漫画やインターネットなど、時間を潰せるサービスが充実している。フリードリンクもジュースのみならず、コーンスープや味噌汁、中華スープなども用意されている。各席にコンセントがあるのも旅行者にとっては嬉しい。

快活CLUBでの宿泊のデメリット

快活CLUBで宿泊するにあたっては以下のようなデメリットもある。

  • 寝心地はホテルや旅館に劣る
  • シャワーやランドリーがない店舗もある
  • 周囲の音が気になる場合がある

快活CLUBのシートは、ホテルや旅館のベッドと比べると寝心地が劣るだろう。また、店舗によってはシャワーやランドリーがない場合や、ブース席の場合、いびきなど周囲の音が気になる場合もある。しかし、慣れたらそれほど気にならないだろう。住めば都である。

快活CLUBに長時間滞在する時の注意点

快活CLUBは、ほとんどのブースが完全な防音ではない。周囲の音が気になる場合は、イヤホンや耳栓などの持参をおすすめする。なお鍵付き完全個室は防音になっているので、オンライン会議などを行うこともできる。また、貴重品の管理は注意したい。快活CLUBのブース席には鍵が備わっていないが、全てのブースに貴重品を入れるためのナンバーロック式ボックスが完備されている。ノートパソコンなどもしまえるサイズなので、大事なものは基本的にボックスにしまっておくのがおすすめだ。なお私は50回以上利用しているが、今のところは物を盗まれるといった事象は発生していない
また、各店舗ごとにホームページがあり、無料トーストサービスの有無やシャワーの有無などを確認できるので、店舗に行く前に確認しておくのがおすすめだ。利用料金も店舗ごとに若干異なるので、あらかじめ店舗ページを確認したい。

快活CLUBの使い方〜入店から退店までの流れを徹底解説〜

ここでは実践編ということでほぼ2ヶ月間快活CLUBで宿泊し続けた筆者が快活CLUBの使い方を紹介する。

1、事前準備

快活CLUBを利用するためにはアプリ等で会員登録する必要がある。事前に登録を済ませておこう

2、受付

入店したらまず希望の部屋を聞かれます。快活CLUBで宿泊をする際、基本的には「鍵付き完全個室」「ブース席」「オープン席」の3種類からいずれかを選択する。「鍵付き完全個室」はその名の通り鍵をかけることのできる部屋で、横になっても足を曲げずにすむくらいの広さの個室になっている。「ブース席」は四方がパーテーションで区切られたブースとなっており、一定程度プライバシーが確保されている。しかし「鍵付き完全個室」とは違いパーテーションの上部から天井までは隙間があいており、入り口に鍵をかけることもできない。ただし鍵付きロッカーは完備されている。「オープン席」は普通の喫茶店のような席である。私は普段「ブース席」を選択している。部屋のタイプによって料金が異なっており、鍵付き、ブース、オープンの順に安くなっていく。
ブース席と鍵付き完全個室を選択した場合さらに座席の種類を選ぶことになる。一つは椅子タイプの席、もう一つはマットタイプの席だ。私は普段マットタイプを選択している。マットが満席の時は椅子タイプも選択するが、椅子タイプでも背もたれがかなり深く倒れるので、寝ることはできる。なお座席のタイプはどちらを選んでも料金は同じだ。
はじめての人はまず「ブースのマットで」「鍵付き個室のマットで」のどちらかを唱えると良いだろう。

その後アプリの会員証を店員が読み込み、受付票を受け取って中に入る。なお快活CLUBでは利用時間に応じて自動で安いプランの料金を適用してくれるので、入店時に時間プランを選択する必要はない

学生の方は学割(1〜2割引)があるので、入店時に学生証を提示しよう。一度伝えるとその年度が終わるまでは自動で学割料金を適用してくれる。

※店舗によっては受付がセルフサービスとなっている

3、座席に入る

座席に入ったらまず貴重品を鍵付きロッカーに入れるのがおすすめだ。鍵付き個室を利用する人は部屋に鍵をかけられるのでその必要はない。なお鍵付き個室はオートロックとなっているので、インキーに気をつけたい。

4、くつろぐ

店舗にはブランケットや肘置きなどが常備されている。またドリンクバーやアイスクリームなども自由に利用できる。座席のパソコンからはフライドポテトやうどんなどの食事を注文することもできる。朝ごはんを注文できる店も多い。快活のフライドポテトは評判が良いので一度試してみるのがおすすめだ。

5、出発

受付票を持って受付に向かう。利用時間に応じて適切なパックプランが適用され、料金が表示される。支払いをしたら手続き完了だ。

補足:もしパックの時間がすぎてしまったら

8時間パックのある店舗で8時間10分経っていたという場合、8時間パックの料金に10分ごとの料金が1回追加される。10分ごとの料金を追加した額よりも、次に長いパック(9時間パックなど)の料金の方が安い場合は、9時間パックの料金が適用される。

まとめ

快活CLUBは、宿泊費を抑えたい人や、気軽に個室で休憩したい人におすすめです。快活CLUBは内装がほとんどの店舗で共通しているので、何度も滞在していると実家のような安心感が芽生えてきます。皆さんもぜひ快活CLUBを活用してみてください。最後までご覧いただきありがとうございました。

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