日本一食べにくいお菓子!北海道苫小牧銘菓「よいとまけ」

日本各地の名産品

日本各地には様々な趣向を凝らしたお土産が存在する。お土産店をウロウロするだけでも楽しいのである。この記事では年100日旅行する東大生が、個人的に面白いと感じた全国のお土産を中心に紹介していく。今回は北海道・苫小牧銘菓の「よいとまけ」を紹介する。

北海道・苫小牧銘菓「よいとまけ」

「よいとまけ」はハスカップジャムをカステラで巻き、さらにその上からハスカップジャムでコーティングし、さらに上からグラニュー糖をまぶしてオブラートを巻いたお菓子である。苫小牧にある三星(みつぼし)という会社が70年くらい前から製造している。

ちなみにハスカップというのは北海道で生息する野生の特産果実で、酸味などが特徴だ。生食だと酸味が強すぎるため、多くはジャムやお菓子などに加工される。このよいとまけはハスカップを手軽に楽しむことができるお菓子だ。

日本一食べにくいお菓子

この「よいとまけ」には、ジャムが表面に塗られているため、食べる際には手がベタついてしまう。さらにかつて未カットで販売されていた際は、ロール状態のものを包丁で切ろうとすると、包丁がオブラートを巻き込んでしまい、取り分けるのも難しかった。このようなこともあってか、苦情が多かったそうだ。しかし近年、テレビ番組で日本一食べにくいお菓子として紹介されて以降売上がよくなったのか、三星自身も看板やウェブサイト上で「日本一食べにくいお菓子です」と堂々とアピールしている。製造者公認の「食べにくいお菓子」である。私はカット済みの個包装のものを購入したが、確かに食べにくかった。しかし、紅茶などによく合いそうな味で美味しく、食べにくさを乗り越えてもなお、食べる価値があると感じた。

株式会社三星 公式ホームページ
https://yoitomake.jp

よいとまけの由来

よいとまけは製紙に使われる丸太をモチーフにしたと言われる。苫小牧市には王子製紙という製紙会社の工場があるのだ。周囲のハスカップジャムは樹皮をイメージしているらしい。なんとも工業都市である苫小牧らしさが表現されたお菓子である。「よいとまけ」という名前は丸太の積み下ろしの際に労働者たちが「よいとぉ、まいたぁ」をもとに名付けられたそうだ

よいとまけを買える場所

私は苫小牧駅前にある三星駅前店で購入した。三星の販売所は苫小牧市周辺に何店舗かある。三星の販売所にはパン屋が併設されており一瞬店を間違えたような気持ちになるが、よく見ればしっかりお菓子が販売されている。また道内のお土産店でもよいとまけを購入できる。そのほかオンラインショップでも販売されているのでぜひ「食べにくさ」と「味」を体感してみてください

最後までご覧いただきありがとうございました。

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