この記事では、昨年(2025年)に行われた第97回全国花火競技大会が終わって以降、大曲の花火の魅力に気がつき、それ以来一年間くらいほぼ毎日大曲の花火の映像を見てきた筆者が、今年初めて大曲の花火に行くにあたって感じたことを交えながら、この全国花火競技大会の魅力をただアウトプットするだけの記事です。
尚、本記事を作成している当人は、全国花火競技大会当日は友人3人を含む計4人の大学生と共に全国花火競技大会を観覧しにいく予定です。既にチケットは完売のようですが、ぜひYouTubeやNHKのBSで観覧されることをおすすめしたく思います。
その1 ホテルが取れない
私はしょっちゅう旅行をするのですが、だいたい前日か2日前くらいに思い立って1週間くらいの旅行をすることが多いです。しかし、大曲の花火ではこの調子ではダメだということは噂で聞いていました。5月にこの花火大会の計画を開始し、GoogleMapでホテルを検索したところ、もう5月では手遅れだったようです。北東北のほぼ全ての駅近ホテルはこの時点で空室がありませんでした。空室があったとしても、大学生からするとかなり厳しい条件のところばかりです。この花火大会は1年前くらいから既にホテルの予約が埋まり始めるようで、早速この影響力の大きさを思い知らされるのでした。
日本三大花火大会としては、長岡・土浦・大曲が挙げられますが、このうち長岡・土浦は、その気になればその日のうちに関東地方に帰ることができます。しかし、大曲はあまりにも遠く、当日中に東京に帰るのはほぼ不可能なのです。だからこそ、宿泊場所の争奪戦になります。
しかし、8月に入ってからいくらか見てみると、ポツポツとキャンセルは出ているらしいので、タイミングが合えばうまく安いところが見つかるかもしれません。私は当初奥州市のホテルを予約していましたが、北上線の臨時列車が災害により運休となったために盛岡で取り直しました。
その2 新幹線が取れない
ホテルと同様に厳しいのが、当日の新幹線です。特に、当日の盛岡駅〜大曲駅の特急券がかなり厳しいのです。大曲の花火の当日は大量の臨時列車が運行されます。しかし、盛岡から大曲・秋田につながる区間は在来線である田沢湖線を経由することになっており、単線の路線では列車を増やせたとしても限界があります。
JRの切符は、1ヶ月前の10時に発売が開始されます。昔から、人気の夜行列車などの予約については、1ヶ月前の10時にみどりの窓口のスタッフに端末の「発券」ボタンを連打してもらう、いわゆる「10時打ち」がよく行われていました。最近はJR東日本の場合はえきねっとでこれと同様のことを事前予約システムによって実行することができます。しかし、盛岡〜大曲の特急券を第三希望まで予約を入れたのにも関わらず満席で予約が取れませんでした。幸い、この区間には在来線の臨時列車も大量に運行されるとのことで、辿り着けないわけではないですが、やはりこちらも、座って移動できる新幹線は大変人気のようです。
その3 有料観覧席が大人気
大曲の花火の観覧席は、現地での販売とオンラインでの販売があります。私は大仙市の住民ではないので、花火のチケット購入はオンラインのみの確認ですが、少なくとも、2人で70000円のプラチナペア席と4人で50000円のデラックステーブル席は発売開始後一瞬で完売となっていました。かなり高額な席であると思いますが、それでも相当な人気のようです。他の席は比較的緩やかに埋まっていたようですが、二次販売の際は一番後ろの堤防BOX席しか空いてなかったようです。
その4 観覧席数がとてつもなく多い
大曲の花火は、雄物川を跨いで、一方の河川敷を打ち上げ場所、もう一方の河川敷を観覧席として活用しています。そして、この河川敷は全域を有料観覧席として販売しているのです。総座席数は10万人分あるそうで、これだけで東京ドームが2杯埋まってしまいます。さらに、河川敷以外でも花火は見えることから、この日は人口4万人の大仙市大曲地区に、60〜70万人がやってくるのだそうです。そして、素晴らしい花火があがったら、その人たちが一斉に声を上げるので、それもまた迫力あふれるものなのだそう。
その5 日本一を決める大会である
大曲の花火は、正式名称が「全国花火競技大会」です。この名称からわかる通り、この大会は、本当に「勝負」をする大会なのです。他の花火大会などで成績が良かった上位28の花火業者が、そのなかで日本一を争う、全国大会という位置付けなのです。なので、各社はこの花火大会のために相当な準備を行い、最もクオリティの高い花火玉を出品するのです。そして、総合優勝の花火業者には内閣総理大臣賞が贈られます。
全国大会であるということから、現地の人たちも本気です。当然、多少の天候不良では中止にはなりません。かつて、洪水で河川敷が水没したときも、徹夜で復旧作業をして翌日通常通り開催されたという記録もあります。
また、大曲地区の所在する大仙市には4つ(厳密には5つ、ただし5つ目は4社+地元企業による合同のような立ち位置)の競合花火業者があり、その全てが大曲への出場資格を保有しています。他の地域からやってくる全国の花火業者と現地の花火業者の意地もまた垣間見えるような雰囲気があります。
その6 とにかくスケールが大きい
大曲の花火は、オープニングから800mのナイアガラ花火が登場します。私の地元の祭りでは、6mくらいのナイアガラが使用されていて、それでもかなり感動した覚えがあるのですが、その100倍以上の長さが使用されるのです。オープニングから他の花火大会のクライマックスに匹敵する規模です。
また呼び物である大会提供花火は、900m幅で約5分の間に2000発以上が打ち上げられます。他の花火が何十分もかけて打ち上げる発数をわずか5分で全部使います。しかも、ただ物量が多いだけではなく、芸術性、音とのリンク、打ち上げのタイミングなどが完璧に組み上げられているのです。大仙市の4つの花火業者が合同で1年間かけて作っている、こちらもまさに意地を感じます。
その7 音質が良いらしい
屋外で実施されるイベントといえば、音質が低めのトラメガのようなタイプのスピーカーがよく使用されるイメージがあります。ちょっと高音が割れていて、低音が小さめあの感じです。しかしこれも大曲は少し違うようです。コンサートで使用されるような高音質スピーカーが使用され、低音も高音も相当綺麗に出るように工夫されているようです。SNS等に公開されている動画を見る限り、花火の破裂音と被る低周波数域が相当強化されているのではないかと推察されますが、実際のところは現地に行って確認してみたいと思うところです。
この花火大会は先述の通り全て有料観覧席であり、かつ周囲が山に囲まれていること、および観覧席の背後に堤防があることなどから、音響の環境もかなり良いとされています。
その8 昼花火の大会がある
花火は夜のイメージがありますが、昼に上がる花火もあり、昼花火と呼ばれます。破裂後にパラシュートが展開され、色付きの煙がゆっくりと降下することにより空に模様を描いたり、破裂音を楽しんだりするもののようです。
大曲の花火では、毎年花火当日の17時ごろから、昼花火の大会が開催されます。この昼花火の大会は日本では唯一とのことで、日本最高峰のクオリティの昼花火を見れる機会であるともいえます。
まとめ
とりあえず、現状、実際に花火大会に行くまでで知った花火大会の魅力はこのような感じです。
来週末、実際に大曲の全国花火競技大会を観覧したのち、さらなる魅力を追記できたらと思います。


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