国内旅行業務取扱管理者試験の平均点と偏差値を合格率から計算してみた(令和7年度)

旅行を考える

国内旅行業界における唯一の国家資格は「旅行業務取扱管理者」である。実際に受験された方も多いかもしれない。しかしこの試験は、合格者数は公開されているものの、平均点は公開されていない。公開されていないのであれば計算してみれば良いので、日本一周を3度実施し、今年旅行業務取扱管理者資格で合格した東大経済学部生が、統計学を用いて平均点を推定する。

令和7年度国内旅行業務取扱管理者試験の合格率・結果(公開情報)

公開情報をまとめると以下のようになる。(全科目受験者のデータのみ抽出)

項目人数・割合
受験者数9,759人
合格者数3,330人
合格率34.1%

また、この試験の合格点は60%程度(正式には3分野全てで60%以上)であると言われている。試験に参加した人のうち34.1%の人が60%以上の点数を獲得したということだ。これらの情報を元に、正規分布を想定して「平均点」と「偏差値」を推定する

国内旅行業務取扱管理者試験の平均点計算(2025年)

平均点は公開されていないので、推定するしかない。ここでは以下の条件を仮定して平均点を計算する

条件1: 点数分布は正規分布に従うと仮定
条件2: 標準偏差は他の試験から推計

ステップ1 合格点の偏差値を計算する

まず、合格点の偏差値を計算する。平均点の偏差値は50であり、合格率は34.1%であるから、平均点以上で不合格となった人は50-34.1%=15.9%である。確率変数が0.159となる地点Zは、標準正規分布表から0.41である。これを偏差値の計算式(50+Z×10)に代入すると、合格点の偏差値は54.1であると推計される。

ステップ2 標準偏差の仮定

旅行業務取扱管理者の試験結果において標準偏差は公開されていなかったので、ここは他のデータから推計するしかない。ここで日本でトップレベルに大規模な試験である「大学入学共通テスト」等を参考にすると、およそ満点の15%〜20%におさまっていることが分かった。今回はテストの難易度などを考慮し標準偏差を14.6%(44点)と仮定した。

ステップ3 平均点の推定(約162点?)

合格点(180点・60%)、合格基準点の係数(Z=0.41)、標準偏差44点が分かったので、正規分布の標準化の公式から、平均点は約162点/300点と算出された。

国内旅行業務取扱管理者の点数別の偏差値

平均点、標準偏差が与えられているので、各点数に対応する偏差値も算出することができる。点数に対応する偏差値の表は以下の通りになった

得点偏差値合否判定評価
28076.8合格超難関レベル(上位約0.5%)
26072.3合格最上位層
24067.7合格上位層(Sランク)
22063.2合格安全圏
20058.6合格合格確実圏
18054.1合格ボーダーライン(合格基準)
16250.0不合格平均点レベル
14045.0不合格基礎力不足
12040.5不合格要・基礎復習
10035.9不合格対策必須

私は286点を獲得したので、50位/9759人 以内くらいには入っているかと思われます。嬉しい限りであります。もし資格取得でお悩みであれば、お問い合わせからご連絡いただけましたら、アドバイスいたします。

まとめ

今回は、公開情報を元に全体の結果を推定するという手法を利用した。わからない情報でも、少し工夫することでおよその傾向を読み取ることができるのだ。今回導出された情報を元に、自身の点数を振り返りながら、自分の位置等を想像してみていただけると幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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