【保存版】日本全国のJRの乗り方の全9パターンを解説 How to use train in Japan

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沖縄を除く全ての地域にJRの路線が通っている。しかし一口にJRといっても、全国各地で様々な乗車方法がある。場合によってはその乗り方に迷うこともある。この記事では日本全国ほぼ全てのJR路線を乗り尽くした筆者が知る限り全てのパターンを紹介する。

ワンマン列車の乗り方 無人駅の場合

ここでは無人駅でワンマン列車に乗る際に一般的な乗り方を紹介する。ワンマン列車の多くは車内で運賃を支払うこととなっている。車内に運賃箱と両替機が設置されており「運賃は運転手後ろの運賃箱にお入れください」といったアナウンスがある。このタイプのワンマン列車は、入り口が1両目の後ろのドアのみとなっている場合が多い。駅の表示を探せば「ワンマン乗車口」との案内があるのでその付近で列車をまち、列車が到着したら入り口付近で整理券を受け取り、車内へ進む。そして降車駅では運転手の後ろにある運賃箱に運賃と整理券を入れ、運転手後ろのドアから出る。それ以外のドアから降車することはできないので、降り遅れに注意したい。運賃は一つ前の駅を発車したあとに運転手上の運賃表で確認ができる。整理券に表記された番号・駅名に併せて表示されている運賃を釣り銭のないように準備する。小銭がないときは運賃箱に併設された両替機で事前に両替する。

ワンマン列車の乗り方 有人駅の場合

ワンマン列車の場合でも、有人駅では全てのドアから乗降することができ、運賃は駅の係員に渡す。なおこの場合も整理券を取り忘れないように。この時、特に閑散路線ではドアの横にあるボタンを押さないとドアが開かない場合も多いので気をつけたい。

なお事前に乗車区間の乗車券をあらかじめ購入している場合やフリー切符を使用する際は整理券を取る必要はなく、無人駅の場合は運転手に、有人駅の場合は駅係員に切符を渡したり見せたりする

車内で切符を購入する場合

車掌が乗車しているとき、無人駅から乗車すると車掌が切符を確認することが多い。事前に切符を事前に購入している場合はその切符を見せ、所持していない場合は車掌から切符を購入する。現金での支払いが多いので、ある程度現金を準備しておく必要がある。

無人駅で車内清算がない場合

無人駅で乗降車する場合で、車掌や運転手が運賃を徴収しない場合がある。自動改札機や精算機が設置されている時はそこへ切符を通したり清算したりすれば良いが、自動改札機がない場所もある。このようなときは降車駅の改札口に備え付けられた運賃・切符回収箱に切符を入れる。不足額がある場合や切符を購入していない場合は必要な運賃を箱に入れる。

ICカード用の改札機のみある駅の場合

都市の郊外などに多いのが簡易改札機と呼ばれるようなICカードリーダー機能のみの改札機が設置されている場合である。ICカードを使用する場合はこの端末にタッチすれば良いが、切符を持っている場合は車内清算がない場合と同じく運賃・切符回収箱に切符や運賃を投入する。

自動改札機がある場合

自動改札機のある駅では、切符を自動改札機に通す。ICカードはICカードリーダーにタッチする。なお、特急列車に乗る場合は、上部に「特急券」の表示がある切符が発行される場合があるが、在来線の自動改札においては特急券を自動改札機に通す必要はない。ただし乗車券と特急券が一枚になっている場合は自動改札に通して問題はない。なおフリー切符は有人改札を利用するものと改札機を利用するものがあるので、使用方法を事前に確認したい。

有人改札のみの場合

一部の駅では自動改札機が設置されておらず、有人改札のみの駅がある。この場合は駅係員に切符を手渡すか、料金を支払う。フリー切符の場合は駅員に切符を見せる。途中下車の場合は駅員にその旨を申し出る。

有人改札を使用するべき切符

JRの切符には自動改札機を使用することができないタイプのものがいくつか存在する。一つは出札補充券と呼ばれる切符である。裏側が白い切符として案内されることもあるが、標準的な切符ではデータが収まりきらない場合に発券される。もう一つは120ミリ券と呼ばれる切符である。JRの標準的な切符は長さが85ミリであるが、それよりも少し長い券である場合は自動改札を利用できない。その他団体乗車券等も自動改札機を使うことができない。

新幹線に乗る場合

在来線のホームと新幹線のホームは原則隔離されているため、新幹線に乗る場合は新幹線に乗るための特別な改札機を通過する必要がある。新幹線用の改札機については乗車券と新幹線特急券を両方通さなければ通過できない。なお新幹線と在来線の乗り換え駅においては新幹線改札と在来線改札の二つが別々で存在する場合があるが、改札内で新幹線と在来線のホームをまたぐ改札機が設置されていることがほとんどなので、新幹線利用者はどちらから入場してもよい。ただし在来線利用者が新幹線改札から入場することはできない(厳密には駅の入場券を別途購入すれば入ることができる)。

まとめ

このようにさまざまな乗車パターンがあるが、JRを利用される際はぜひこの記事を参考にしていただきたい。なお、不安がある場合は係員へ申し出ると優しく教えてくれる場合が多いので、過度に緊張せず気楽に楽しく鉄道の旅ができる。なんとも素晴らしいことだ。最後までご覧いただきありがとうございました。

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